尿道炎について

性交渉などで尿道に菌などが侵入することで炎症が起きた状態です。一般的にクラミジア・淋菌が大多数を占めます。

症状はトイレが近い、トイレの時に尿道がムズムズする、尿道の痛み、尿道から分泌物が出るなどの症状がでます。全く症状がでないこともあります。クラミジアは淋菌と比べると、症状が乏しくパートナーの感染で気づくことも多いです。

まずは尿検査を行います。加えて尿にクラミジアや淋菌がいないかを調べる精密検査を行います。この検査は結果が出るまで数日かかるため後日結果を報告いたします。症状があれば抗生物質による治療を行います。 淋菌の可能性がある時は、点滴での治療が必要です。

タンパク尿・血尿について

尿は腎臓で産生されます。その際に、本来からだにとって必要なはずの蛋白質や血液の成分(赤血球)は、尿中に漏れ出ることはありません。しかし何らかの理由で尿中にこれらの成分を認めたものをそれぞれ蛋白尿、血尿と言います。この二つはもちろん重複することもあります。

こうした尿所見の異常は慢性腎臓病とも関連が深く、健診などで指摘された際には放置せずに医療機関へご相談していただくことをお勧めいたします。現時点で自覚症状が何もないからといって放置することは大変危険です。

当院でもご相談を受け付けております。必要と判断した場合には専門施設へご紹介させていただきます。

逆流性食道炎について

「むねやけ」が起こりやすい人には、脂肪分の多い食事をとる、高齢である、胃の手術を受けたことがある、肥満や妊娠・背中の曲がりなどでおなかが圧迫される、などの傾向があります。

また、最近では胃潰瘍の人がピロリ菌除去治療で治った後、胃酸分泌が活発になることで、むねやけを訴えることがあると言われています。原因となる胃酸の分泌を抑える薬をはじめ、粘膜保護剤、胃酸を中和するなどし治療します。

ワクチンについて

当クリニックでは、下記のワクチンをお取扱いしています。日々の健康管理や海外渡航前の感染症予防にお役立てください。
ご希望の方は来院前にお問い合わせいただけますようお願いいたします。

○A型肝炎ワクチン

感染者の便で汚染された飲食物の経口摂取、感染者との接触。衛生状態の悪い国や地域への渡航者。
(不活化ワクチン)2~4週間隔で2回、長期の抗体維持には6ヶ月後に追加接種1回。
2回接種で数年、3回で5年以上。

○B型肝炎ワクチン

感染者との接触、血液、体液に暴露。母子感染。 医療従事者。
流行地域への長期滞在者。(輸血など医療行為による感染の危険あり)
(不活化ワクチン)4週間隔で2回、6ヶ月後に追加接種1回 個人差あり。抗体を獲得しづらい人もいる。抗体産生が確認されれば追加接種不要。

○破傷風トキソイド

野外活動時の創傷、刺傷。(傷口から土が入る場合) 海外長期滞在者。野外活動、救援活動をする場合。
(不活化ワクチン)3~8週間隔で2回。1年後に追加接種1回。以降10年毎。 10~20年

○日本脳炎ワクチン

日本脳炎ウィルスを持つ蚊の吸血。
東南アジアの郊外や農村部への長期滞在者
(不活化ワクチン)1~4週間隔で2回。1年後に追加接種1回。
小児期に基礎接種を終了している場合は基本的に追加接種1回。
4~5年

○肺炎球菌ワクチン

肺炎球菌の吸入や鼻腔への保菌者からの感染
肺炎の重症化のリスクが高い人、65歳以上の高齢者や免疫疾患の患者さん
(不活化ワクチン)1回接種 5年間(2回まで接種可能)

○インフルエンザワクチン

感染者からの飛沫感染
インフルエンザワクチンに対する禁忌がないすべての人
(不活化ワクチン)1年に1回接種 約5ヶ月間

○麻疹ワクチン

感染者からの空気感染
麻疹にかかったことがなく、ワクチンも受けたことがない人。
(生ワクチン)成人免疫低下の場合の追加接種1回 約20年

○風疹ワクチン

感染者からの飛沫感染
風疹にかかったことがなく、ワクチンも受けたことがない人。
(生ワクチン)成人免疫低下の場合の追加接種1回 約20年

○MRワクチン

(麻疹、風疹2種混合)
感染者からの空気・飛沫感染
麻疹、風疹にかかったことがなく、ワクチンも受けたことがない人。
(生ワクチン)成人免疫低下の場合の追加接種1回 約20年

○おたふく(ムンプス)

感染者からの飛沫感染
おたふくにかかったことがなく、ワクチンも受けたことがない人。
(生ワクチン)成人免疫低下の場合の追加接種1回 8年以上

○水痘ワクチン(水ぼうそう・水疱瘡)

感染者からの空気感染
水痘にかかったことがなく、ワクチンも受けたことがない人。
(生ワクチン)成人免疫低下の場合の追加接種1回 10~20年

 

・妊娠中は原則的にワクチンの接種ができませんがインフルエンザウイルスワクチンは妊婦さんにも推奨されていますので接種が可能です。
・化学療法やステロイドなどの免疫を低下させる治療をお受けになっている方は、接種が可能か主治医に確認してください。

 

<予防接種の副作用について>
1.軽い副作用:注射部の発赤や腫れ、かゆみなどがおこることがありますが通常は自然におさまるので問題なく様子をみていればよいですが、反応が強い場合はご連絡ください。
2.強い副作用:きわめてまれですが接種して30分から1時間以内に強いアレルギー反応が起こり、蕁麻疹や呼吸困難、血圧低下などがおこることがあります。この場合は緊急で治療が必要です。注射後1時間はご自身で経過観察を行いもし症状が出るようでしたらすぐに病院にご連絡ください。

<予防接種後の注意>
予防接種終了後1時間くらいは、しばらくご自身で経過観察を行うようにしてください。きわめてまれではありますが、重篤な副反応(アナフィラキシー)は通常30分以内に起こるという理由からです。
本日の入浴は差し支えありませんが、激しい運動は避けてください。接種後に副反応と思われる症状が出現した場合やご心配なことがありましたら場合は、当クリニックまでご連絡ください。

骨粗しょう症について

骨粗しょう症とは、骨密度が低下し骨の強度が弱くなることで骨折などが起こりやすくなる病気です。加齢や、閉経後の女性に多く見られることが特徴です。また、この他に薬剤などが原因となることもございます。

骨粗しょう症は骨の病的老化であり、合併症として骨折を引き起こしやすいため、予防と治療が必要であると考えております。骨粗しょう症により骨折を起こしやすい部位としては脊椎椎体(背骨)、大腿骨(足の付け根)、橈骨(手首)などが挙げられます。いずれも転んだり尻もちをついたりした際に衝撃が加わりやすい部位です。特に大腿骨は骨折してしまうと活動性や日常生活に大きく影響を及ぼします。健康で自立した生活を送れる期間「健康寿命」をより長く確保するためにも転倒には十分ご注意ください。

ピロリ菌について

ヘリコバクター・ピロリ菌(以下、ピロリ菌)は、子供の時に胃の中に感染し、胃、十二指腸潰瘍の原因だけなく、胃がん発生の最大要因と言われています。胃がんのリスクは国立がんセンターの報告でピロリ菌感染者は非感染者の5.1倍という報告があります。

日本人では50歳代以上で70%がピロリ菌に感染しているといわれています。

保険適応としては、胃カメラで、胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍がある場合にピロリ菌感染を調べる検査が認められています。しかし、自費であれば内視鏡検査を受けずに、ピロリ菌だけを検査することが可能です。

便秘症について

便秘とは本来体外に排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態をいい、排便回数の減少、固く乾燥した糞便、排便時のいきみや苦痛、腹痛や腹部圧迫感、直腸充満感、排便後の残便感などがあげられます。

便秘の原因には、腸管に何らかの狭窄がある器質性便秘と、それ以外の食事や運動、環境の変化、ストレスなどの機能性便秘に分けられます。さらに他疾患による症候性便秘や薬剤による便秘もあります。

検査や治療で精密検査が必要と判断した場合は専門病院への紹介も行っています。

禁煙外来について

喫煙が肺がんをはじめとする種々の疾患の原因となりうることは,もはや疑いの余地はありません。ご自身だけでなく、ご家族や周囲の大切な方々にも影響を及ぼしかねないタバコ。近年では多くの施設が禁煙となり、さらに改正健康増進法が成立するなど、環境の変化に伴い喫煙者の方々も少なからず禁煙を意識することもあるのではないでしょうか。

当院では禁煙に踏み切ろうとお考えの方々のご相談も承っております。ぜひ一度、お気軽にご相談ください。

胃腸炎について

感染性胃腸炎とは、主にウイルスなどの微生物を原因とする胃腸炎の総称です。

原因となるウイルスには、「ノロウイルス」、「ロタウイルス」、「サポウイルス」、「アデノウイルス」などからの経口感染によって起こり、主な症状は腹痛、下痢、嘔吐、発熱などの症状をきたします。ノロウイルスによる感染性胃腸炎は、人から人へ感染する場合と、汚染した食品を介しておこる食中毒に分けられます。

合併症としては、脱水と電解質異常で、二次的に急性腎不全、ショック、重症不整脈などが起こることもあります。対症療法が中心となります。脱水を防ぐために、水分補給をしっかり行ない、消化に良いうどんやお粥などを摂取し、きちんと休養をすることです。

下痢の場合は、整腸剤、吐気や脱水に対しては、吐き気止めや点滴を行ないます。下痢が続く場合は、下痢止めは使用せずに整腸剤などの薬剤を使って胃腸の調子を整え、胃腸内に留まっている細菌やウイルスの排出を促していきます。

原因となっている細菌やウイルスによって異なりますが、短くて2~3日、長くて1週間程度で回復します。症状がなくなっても、便の中には1週間ほどウイルスが排泄されますので、感染予防はしっかりと行ないましょう。

不眠症について

「眠れない(不眠)」は、うつ病・うつ状態の代表的な症状でもある一方、ストレスの影響や睡眠環境など、様々な原因で起こりえる症状でもあります。また、不眠が続くことが、ストレスや疲労の蓄積をもたらし、うつ病等の悪化要因になることも見られます。
そのため、不眠は、早めにご相談、対策をすることが、良いと考えられています。

睡眠の障害には様々なものがあり、不眠症もその中の一つです。不眠症は様々な原因で睡眠の時間の短縮や睡眠の質の低下により、生活に支障をきたす状態をいいます。「寝つきが悪い」「眠っても何度も目がさめる」「熟睡できない」などの訴えがあり、慢性化している不眠症の方は、昨今、増加傾向にあります。

不眠の原因にの主な理由として次の5つが挙げられます。身体の不調、環境の変化、精神的ストレス、心の病気、薬やアルコールです。不眠症で悩んでいる場合はこれらの項目をチェックしてみることが必要です。

これらの原因の中でもとても多いのが、精神的なストレスによる不眠症です。数日間でストレスや緊張が緩和され、眠れるようになる一過性の不眠であれば良いですが、1ヵ月以上続いてしまうような長期性の場合は早急にご相談ください。不眠が原因で喘息や心不全などの内科的病気にもなってしまう可能性もあります。早期に治療を開始することが重要です。