予防接種

インフルエンザ等の感染症の「発症」や「重症化」を避けるための注入治療(ワクチン注射)を行ないます。
既往症などの確認をしつつ、希望する治療を提供いたします。

 

ウイルスや風邪はもちろんのこと2〜3週間と長期に渡って咳が続く場合の治療を行います。

喘息や呼吸器系の疾患の可能性もあるため、まずは「どうしてそうした症状が起こってしまったか」という原因から分析し、最適な治療方法を提案していきます。

 

片頭痛

片頭痛はズキズキと脈打つような痛みが起こります。頭の片側だけと思われがちですが、両側に起こることもあります。

片頭痛は前兆のある片頭痛と前兆のない片頭痛に分けられます。片頭痛の前兆とは頭痛の前に起こる症状で、キラキラした光やギザギザした光がみえます。その他、吐き気や嘔吐を伴ったり、音やにおいに敏感になったりすることもあります。体を動かすと痛みが悪化します。

頻度は週に1,2回~月に1,2回と個人差があり、頭痛の持続時間は一般的に4~72時間といわれています。

片頭痛の誘因として、疲労やストレス等がありますが、チーズや赤ワインがきっかけになることもありますので、注意が必要です。

片頭痛の治療は薬物治療が基本で、片頭痛発作を抑える薬が使用されます。また、症状が軽度の場合には一般的な鎮痛薬も使用されます。

片頭痛は主に問診によって診断しますが、脳腫瘍や脳出血といった重篤な病気がないことを確かめるために頭部CTや頭部MRIといった画像検査を行う場合があります。

 

二日酔い

二日酔いの原因は、アルコールの過剰摂取による体の脱水や体内で生成されたアセトアルデヒドによる作用です。そもそもお酒の強さは遺伝子で決まっており、日本人の場合はお酒に強い人は約50%くらいと言われていますので、残りの50%の人はお酒に弱いか全く飲めないかになります。

二日酔いの際は、まずとにかく水分補給を行い脱水を治す必要があります。また、副作用に有効とされる漢方薬もありますのでいくつかご紹介します。

黄連解毒湯・・・顔が赤くなり、のぼせる
五苓散・・・頭が重く、顔がむくむ
六君子湯・・・吐き気や胃のもたれ

 

ご自身の体調や体質に合わせて内服されることをお勧めしますが、よくわからない場合は医師や薬剤師などに相談されると良いでしょう。

 

溶連菌

溶連菌とは正式には溶血性連鎖球菌という細菌のことで、主に喉に感染し咽頭炎や扁桃炎を引き起こします。代表的な症状としては、のどの痛み、発熱、頸のリンパ節の腫れ等があります。体や手足に発疹が出ることもあります。

一般のかぜと違い、咳が出ることはまれです。溶連菌感染が疑われる場合には、検査をすることで確定診断をすることができますので、早めに受診をしましょう。

検査は綿棒で喉を擦るだけで、結果が出るまでにそれほど時間はかかりません(5~10分程度)。

治療は抗生剤の内服になりますが、菌を確実に退治するために5~10日間内服することになります。薬が効くと数日で症状がおさまってくることが多いですが、途中で薬をやめてしまうと後々リウマチ熱や腎炎といった合併症が起こる可能性が高くなってしまいます。抗生剤は医師から指示された期間飲み切るようにしましょう。

 

ゾフルーザ®

ゾフルーザは2018年に発売されたインフルエンザに対するお薬です。タミフル®やイナビル®といった従来の抗インフルエンザ薬とは異なる機序で効果を発揮します。

また、一回内服するだけでよいので、薬の管理が難しい方や吸入薬をうまく吸入できない方にはよいかもしれません。しかし、耐性ウイルスができやすいとの報告がありますので、治療の際には注意が必要となります。

インフルエンザ脳症

インフルエンザ脳症とは、インフルエンザの重篤な合併症の一つです。

インフルエンザ発病後、多くは1週間程度で回復しますが、中には脳症等の重い合併症が現れる場合があります。インフルエンザ脳症は特に小児に多い合併症です。

インフルエンザ脳症の症状としては、けいれん、意識障害、異常行動といった神経症状がみられ、これは脳が腫れたり、脳内の圧が上昇するために起こります。発症の予防にはインフルエンザワクチンが有効です。

インフルエンザワクチンはインフルエンザの発病を阻止するだけでなく、重篤な合併症の予防になります。

 

 

めまい・頭痛について

めまいは景色がぐるぐると回るような回転性めまいと、足元がおぼつかずにふらつくような浮動性めまいに大別されます。さらに、長時間の起立でふらついたり、急な起立で立ちくらんだりするものもめまいと表現されることがあります。耳の異常が原因であったり、脳神経の異常であったりします。
頭痛を経験したことのある方は非常に多いのではないでしょうか。様々な要因が考えられ、中には早急に検査や治療を要するものもあります。また、近年ではスマートフォンやパソコン画面を長時間注視することによる頭痛も増加傾向にあると言われています。

糖尿病について

糖尿病とは、種々の要因によりインスリンという膵臓から分泌されるホルモンがうまくはたらけなくなることで血液中のブドウ糖が体内に取り込まれなくなり血糖値が慢性的に高い値が続いてしまう疾患です。

一般的に知られているものとして、1型糖尿病と2型糖尿病などがあり、1型糖尿病はインスリンをつくる膵臓の細胞(β細胞)が障害されることで、2型糖尿病では、食べ過ぎ・飲み過ぎや運動不足、ストレスなどにより膵臓の働きが弱まったり、インスリンの働きを阻害する物質が体内にたまることによって発症するといわれます。2型糖尿病は遺伝的要素も関与し、家族に糖尿病罹患者がいらっしゃる場合に発症する可能性が高く、日本の糖尿病患者さんの大多数は2型糖尿病です。

糖尿病は口喝や多尿などの症状が出現する頃にはかなり進行していることが多く、進行に伴い網膜症・腎症・神経障害の三大合併症や動脈硬化症を伴うこともあるため、早期発見・早期治療が重要です。たとえ自覚症状がなくても、健診や人間ドックで「糖尿病の疑いあり」と指摘された場合には、放置せず結果をご持参いただき、診察・検査を受けられることをおすすめ致します。

2型糖尿病では、まず食事療法と運動療法を徹底して行い症状を改善していき、一般的には2-3ヵ月ほど続けても改善が見られない場合には、経口血糖降下剤等の治療に切り替えていきます。1型糖尿病が疑われる例やコントロールに難渋する場合には専門医療機関と連携を取り診療を進めてまいります。

花粉症について

スギやヒノキ、雑草などの花粉が原因となって鼻水・鼻づまり・くしゃみ・目のかゆみなどのアレルギー症状を引き起こす疾患です(季節性アレルギー性鼻炎・結膜炎ともいい、ダニやハウスダストなどにより引き起こされる通年性のものと区別されます)。

スギを含む様々な花粉やアレルゲンに対して、抗体をそれぞれどれくらいもっているかを調べる特異的IgE検査(RAST)も行っており、症状の内容や程度に合わせて適した治療(内服・点鼻・点眼薬治療)をご提案させていただきます。